La cucina siciliana

2021/10/4

「 シチリア風ポルペッティーネ 」

ポルペッティーネ=小さなミートボール。

特徴はアーモンド入り。

そして、シナモン香るトマトソースの煮込み料理です。

アーモンドといえば、シチリア料理に欠かせない食材の一つ。

紀元前、植民地化していたギリシャ人が植えたのが

始まりとされるアーモンドで、

初春のころには、

桜の花に似たアーモンドの花を見るのも、

シチリアの旅の楽しみです。

そして、香辛料シナモンは、

かつて東ローマ帝国時代にもたらされたとあり、

素朴な料理ながら、歴史深い料理なのです。

あとしばらくシチリア特集しております。

ぜひ、お楽しみください!

さて、

2015年シチリア西部の旅のアルバムから

シチリアの南部〝アグリジェント”。

紀元前、ギリシャ植民地として、

古代地中海世界の重要都市のひとつだった町。

パレルモから電車で、

これらのギリシャ神殿の遺跡跡を、

絶対見たいと訪れたのは6月のはじめ。

(上)右の高台の街並はアグリジェントの市街地。

(下)そして街の反対側を覗けば海が広がる。

アグリジェント駅に着くと、

バスで下ったところに遺跡地域があります。

6月初旬、この日は快晴で強い日差し、

でも、海風が吹き上げ、心地よい季節でした。

ここでは、遺跡の見学のほかに、

あたりに立ち並ぶアーモンドの木を

見つけることも楽しみの一つでした。

花が咲くのは2月ごろで、

ちょうど6月は実が生りだしてるころ。

青々とした葉の間に、

たくさんの実がなっていました。

(手にするアーモンドの実は道に落ちていたものです。悪しからず)

乾燥アーモンドしか見たことない私達にとって、

初めてのアーモンドの木。

貴重な体験をここシチリア、アグリジェントで

叶えてることができた、

懐かしい色褪せない思い出です。

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